冬がベストシーズン!工場夜景の撮影

石油化学コンビナート、製鉄所、化学プラントなどの大型工場が、夜になると作業用の明かりに照らされ、まるでSF映画で見るような幻想的な景色に見えると「工場夜景」が近年注目を集めています!
複雑に絡み合うパイプ、どっしりと脇を固めるタンク、蒸気が吹き上がる冷却塔などが光輝く様子は、圧倒的なスケールで観る者を魅了します。

「工場夜景」は冬がベストシーズンですので、この冬 撮影に挑戦してみてはいかがでしょう!
冬がベストな理由は「日没時間が早いため撮影時間に余裕があり、早い時間に帰れる」「空気が乾燥しているためクリアな写真が撮れる」などたくさんあります^^
また、「工場夜景」は静止しているので、ゆっくりと設定を調整でき、比較的難易度は低いです。場所に寄ってはスマホでも綺麗に撮影できます!

今回は、撮影方法とより魅力的な写真に仕上げる簡単なレタッチ方法について紹介します。

撮影する!

少し早めにスタンバイして、夕焼けや青みが残る空の状態で撮影するのも綺麗です。そしてメインは、工場が照明で光り輝く真っ暗な時間帯です!

<設定>
撮影モードはマニュアル(M)、シャッタースピードは10~30秒、F値は4~11(いくつかの設定で試して好みの設定に)、ISO感度は100~200
JPEG撮影でも良いですが、RAWで撮影すると写真の明るさや色の編集の幅が広がります。

<レンズ>
近くから撮影できる場合は、標準レンズでも撮影できます。
離れた場所から撮影する場合や一部を拡大して撮影したい場合は望遠レンズ、近くから工場全体を捉える場合は広角レンズを使用して撮影すると良いです。
夜景の場合は、クロスフィルターを付けますと光の点から線が伸びてきらめきが協調され、キラキラした印象の写真を楽しめます°˖✧

<三脚>
シャッタースピードを遅くすることで光を取り入れるため、手振れしやすい状況ですので、三脚が必要です!

<スマホ>
最近の機種は、ナイトモードやシャッタースピードなどの設定ができるため、綺麗に撮影することができます。
また、色を青みやビビッドに変更したり、コントラストやシャープを強くしたりの編集も簡単にできて便利です。

まずは、煙突や周りの全貌が写るように引きで撮影します。
煙突からの水蒸気が立ち上る様子も見どころです!

次は、光が密集していて、パイプが入り組んだ部分やタンクが立ち並ぶ部分をクローズアップして撮影しました。

レタッチ(画像編集)する!

<レタッチ前>

<レタッチ後>
撮影しただけでは、全体的に少し暗く、メリハリがありません。
また、肉眼では照明の明るい光から配管の暗い影まで見えていても、カメラでは肉眼のような光の範囲を撮影できません。
そこで、肉眼で見た光の範囲を再現するために、画像を編集します!
色は、無機質な感じが出るように、少し青みにするのがオススメです!
コントラストやシャープを強くして、線をくっきりさせると重厚感が出るので、明るい部分は白飛びしない程度に明るくし、暗い部分は黒つぶれしない程度に暗く調整します。

最後に

初めての場合は、バスツアーを利用すると人も多くて安心です!
自家用車で撮影に行く場合は、大通りに面していて近くに駐車場があるスポットは良いですが、狭い山道を走らなければならなかったり、近くに駐車できないスポットもあります。事前に道順や周りの様子を調査し、車の走行や駐車に注意してください。
近隣の迷惑にならないように配慮することが最も大切です!
手元が暗くて困る場合があるので、小さな照明を持って行くと便利です。
冬の夜間は非常に寒いので防寒対策もしっかり行って、素敵な「工場夜景」を撮影してください!



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