桜を三回楽しむ

春の陽気とともに桜が咲き始めると、 カメラを持って出かけたくなります。
特に京都の桜は、色々な表情を魅せてくれ、毎年楽しみにしています。
今年は、コロナ禍で、大騒ぎの花見はできませんが、しんみりと楽しみたいものです。

そんな桜ですが、3回に分けて楽しむことができます。早咲き、中咲き遅咲き、それぞれの期間の代表的な桜は…早咲きの河津桜、中咲きといえば定番のソメイヨシノ、遅咲きの御室桜があげられます。

おそらくもうすでに散り始めている河津桜は華やかなピンク色をしていて、とても絵になります。
京都で有名なところと言えば、淀水路です。
(左)f2.8 1/640秒 ISO100 200mm Canon 6D TAMRON SP 70-200mm f/2.8 Di VC USD G2
(右)f2.8 1/500秒 ISO100 15mm Canon 6D SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

平野神社も立ち並ぶ朱塗りの燈籠に魁桜が覆いかぶさるように咲いていて、京都らしく優雅です。
f2.8 1/320秒 ISO100 200mm Canon 6D TAMRON SP 70-200mm f/2.8 Di VC USD G2

次に中咲きのといえば、今年例年にない程開花が早いそうな、定番のソメイヨシノ。「桜」と聞いて真っ先にイメージする種類ではないでしょうか。
京都では各地で咲いており、おすすめスポットは祇園白川です。桜のトンネルになっていて、街灯の光に照らされた様子はなんとも幻想的です。
f8.0 8秒 ISO100 15mm Canon 6D SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

穴場スポットは竹中稲荷神社です。鳥居と桜のコラボレーション風情があり、観光客も少なく、ゆったりと情緒に浸れます。
f2.8 1/100秒 ISO100 154mm Canon 6D TAMRON SP 70-200mm f/2.8 Di VC USD G2

そして、遅咲きの桜の代表、御室桜。仁和寺にある背の低い桜です。他にも八重桜などあります。
「お花見の季節を逃してしまった!」という時や、桜の儚さを感じたい時は、遅咲きの桜を狙ってみてもいいかもしれません。
f8.0 1/30秒 ISO500 50mm Canon X6i EF50mm F1.8 STM

カメラを始めてから、各地の情報やおすすめスポットなど調べるようになり、このような知識やアンテナを高くしておく姿勢が身に付きました。

桜シーズンが終わと次は青紅葉の季節が始まります。青々とした新緑を長く楽しめます。
だいたい4,5,6月が新緑の時期で、綺麗な透明感のある緑色の紅葉が見られます。その後、7,8,9月にみずみずしい新緑から渋い深緑色へと変化し、これもまたです。
京都は四季折々の風景が楽しめるので、写真家にとっては押さえておきたいスポットです。



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